私が新人のころは先輩営業の方に同行し、いろいろな建築現場を見て勉強しました。 もともと自分は建築の学校を出ている訳ではないので、建築のこと一つ一つがとても新鮮でしたね。
仕事というのもあったし、家を建てるということが面白くて無我夢中で専門用語などを覚えた記憶があります。

木材・建材・住器と住宅に使うものは全て扱っており、工務店様に営業します。はじめは分からない事を先輩に聞くことが仕事なくらいでしたよ。営業なのでお客様のところへ何度も顔を出し、お客様の要望を聞きだし見積をいただきます。その時は、どうすれば見積をもらえるのか、買ってもらえるのかをいつも考えていましたね。お客様とのマナーやコミュニケーションの仕方、ニーズの聞き方、プレゼンテーションの仕方など多くのことを勉強できました。また見積を提出し見事成約をした時は、夜遅くまでかかり企画書を作成したことも忘れてしまうぐらいとても嬉しかったですね。

しかし、ここからがまた大変です。今度は建物が着工する前に念入りに打合せし、建築が始まれば再度打合せをします。建物に合わせて材料の納材をしていくのも大事な仕事です。色を決めたり、デザインを決めたりする中で、こちらから提案し、より良いものにしていくのも営業職の腕の見せ所です。また現場が完成していくまでスムーズに工事が進むかどうかも、営業職の活躍に左右されるところです。このように見積から成約し納材をしていくのが主な仕事です。

お客様は人生に一度の大きな買い物です。一生をその家に住むことになるので一大事です。だからこそ、建築会社も仕事に真剣です。
我々も妥協はできません。建築会社との打ち合わせも真剣になります。だからこそ、家を作ったお施主さんがとても喜んでくれると、作った建築会社も我々もとても嬉しい。建築会社の方から「頑張ってくれて良いもの作れたよ。ありがとう！」と言ってもらえる時が営業をしていて一番嬉しいときですね。

さらに経験を積んで実力が付いてくるともうひとつの重要な仕事がでてきます。
それが提案営業です。これは単純にお客様の要望を聞くだけではなく、自ら価値のある企画を考えお客様に提案していくということです。めまぐるしく変化する住宅業界へどのように対応していくのか？
趣味趣向が多様化する施主様への提案アイデアは？もっと施主様にメリットのある家作りはないのか？と日々工務店様から宿題をいただいてきます。
例えば、省エネ住宅の企画や、長期的に住める長期優良住宅の企画を考えて、それを工務店様に提案していくということです。
提案幅はとても広いので、クリエイティブな発想力が求められ、やりがいのある仕事ですよね。
このように付加価値のある提案をすることで、お客様は喜んでいただけます。現在は、その付加価値により工務店様の強力なパートナーになれるように、会社をあげて取り組んでいる最中です。