2010年10月号 「堂庭(どうにわ)のスギ」  豊田市葛沢町 NATUREDESIGN
堂庭(どうにわ)のスギ

森には神様がいらっしゃいます。数百年、時には千年以上もの長き時間を、ただじっとそこにいて、森を、いのちを、守りつづけてこられました。さあ、みなさん森の神様に会いに行きましょう。
堂庭(どうにわ)のスギ

 今回の紹介は、豊田市葛沢の『堂庭(どうにわ)のスギ』です。
樹齢は不明なのですが、目通り約8.6m、樹高38mです。
天然記念物には指定されておりませんが、異様な姿は、ダイナミックで、たくましさを感じさせます。
幹のうねりはまるで両足を踏ん張り、荒々しく立ち尽くす人間の姿のように見えます。
でも急な石段を登って背後から見るとガラッと姿が変わります。
見応えがある樹なのに、天然記念物指定されていないのが不思議なくらいです。
 堂庭と名付けられたのは、樹の下にある薬師堂の庭にあるからと言われています。
石段の上をあがると、鳥居はありませんが、失物が見つかるという稲荷神社です。
是非、その力強い姿を見に行ってください。(すぎうら)



堂庭(どうにわ)のスギ 道案内図
堂庭(どうにわ)のスギ

 【道案内】
豊田市街(名古屋)方面から国道153号(飯田街道)を香嵐渓方面に進み香嵐渓の信号を過ぎて国道420号へと右折します。
しばらく川並に進み、賀茂水力発電所を通過し、大手橋の手前をUターン気味に山道へ入ります。
 しばらくすると葛沢(つづらさわ)の集落です。
集落入口の左手に、この大きな杉の樹があります。

〔豊田市葛沢町 薬師堂〕




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