新城市に「日吉神社の大楠」があります。 幹周10. 5m、樹高27m、樹齢800年以上の新城市指定天然記念物です。 幹周では、愛知県第6位に入る程の大きさで、祠の後に聳え立っています。
表側はご覧の通り仮死状態です。 言い伝えでは、村中が大火事に見舞われ、ついに日吉神社の大楠に燃え移りました。 ところが、火事はそれ以上には燃え広がらず、この大楠だけが燃え続け鎮火し、村が丸焼けにならずに済みました。 それ以来、この焼け焦げた大楠はご神木として祀られています。 後ろにまわると裏側は、枝が1本高く伸びてたくさんの葉を付けていました。 表側の状態からは考えにくい、元気で太い枝の姿がありました。 老木ですが、頑張っている姿を見ているだけで、生きる強さが貰えます。(すぎうら)
【道案内】 豊川(豊川IC)から国道151号線(伊那街道)を新城方面に進み、伊那街道を北上します。 「野田西」の交差点を右折し県道392号線へ入り、川(豊川) を越え「一鍬田畠中」の交差点を左折します。 国道301号線(別所街道) に変わり、そのまま真直ぐに進み、「庭野」の交差点を通過すると、こんどは県道69号(別所街道) になります。 更に真直ぐ進み、「鳥原」の交差点を通過するとまた県道392号線となり、そのまましばらく進んだ右手が日吉神社です。駐車するスペースもあります。
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