弥富市(旧海部郡弥富町)にある『薬師寺の大楠』をご紹介します。
樹高18m、幹周8.3m、樹齢600年になる弥富市指定天然記念物です。
案内板には、里の人がこの楠の葉を薬として用いて病を治したとあり、またこの付近は、かつて海岸線にあたり、信長の服部党・一向門徒攻撃の際、信長軍がこの楠に船を繋いだとも言い伝えられています。
本堂のそばでのびのびとした姿に見えますが、枝別れした幹の一部は樹皮を失い途中で折れてしまっています。
どうして?この様に樹皮がなくなってしまったかは…想像つきませんが、そこをカバーするように辺りの樹皮が幹を囲い込んで生きようとする姿がたくましいです。
愛知県内で14番目の楠の木ですが、是非この姿を見に行ってくださいね。 (すぎうら)
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