知多市の大智院というお寺にある、樹齢1300年の『八百比丘(はっぴゃくびく)御手植の大樟』をご紹介します。
雷で真っ二つに裂けたのでしょうか、主幹部を失った不思議な姿をしながら、樹高15m、幹周8mの大きさで、今も元気に葉っぱを茂らせています。
人魚の肉を食べて18歳の姿のままに不老不死の運命を授かり、いつまでも齢をとらないことに苦しんだ若狭の「八百比丘尼(はっぴゃくびくに)」が、尼となって諸国を巡礼、このお寺に参拝した時に、この樟を手植したと伝えらています。
「我死なば其の霊この樟樹の精とならん」と言い残して、若狭に帰り800歳まで生きたとされる伝説の人です。(齢をとらないなんて、とても良いのに…)
本殿横の客殿には、眼鏡(サングラス) をかけた弘法大師像「身代大師」(めがね弘法)が祀られているんですよ。知多にお越しの際には、是非お立ちよりください。(すぎうら)
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