今月号は、旧額田町、現在の岡崎市切山町にある愛知県指定天然記念物の『切山の杉』をご紹介します。
遠くから見ると普通の杉の姿でしたが、近づくとご覧の通り、枝がハリネズミのトゲのように見える杉です。
枝に勢いを感じ迫力ある巨樹に圧倒されました。
見事で不思議な樹形の杉は、樹齢1000年を越え、樹高38m、目通幹周8.5m、根周12mあります。
「芦生杉(アシウスギ)」と呼ばれる種類で、枝の垂れ下がった1本が地面に着き、それが根を張り成木になる特徴です。
そこからきたのか、この樹には白髪の老翁がこの土地に、スギの杖を逆さまに挿して立ち去ったものが、生長したという伝説があります。
おもしろい見方も出来て、少し不思議な感じがしました。(すぎうら)
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