今回は『金明竜神のムクの木』をご紹介いたします。
場所は名古屋市丸の内のビル街の真ん中です。
森の神様を担当して、たくさんの巨樹に出会って来ましたが、「こんな場所に…?」が率直な感想です。
以前、私はこの近くで働いていたのでダブルの驚きでした。
マンションの建物を潜り抜けた駐車場の奥で、中庭のように残された場所に立っています。
四方を建物で囲まれていますが、幹は真っ直ぐに伸び、枝も大きく拡げ、存在感を感じました。
樹齢400年、幹周5.3m、樹高24mです。裏側に廻ると治療された痕と根元が朽ちている箇所がありました。
所々に傷みもありますが、まだまだ元気な樹勢です。
名古屋城が出来た慶長14年(1609年)よりも前からだそうで、とても見事な巨木です。(すぎうら)
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