今回は長野県へ向かい 『小黒川のミズナラ』と出会ってきました。
樹齢300年以上、樹高33m、幹周9.4mです。ミズナラで国の天然記念物に指定されているのはこの樹だけです。 静かな山間の少し開けた場所で、のびのびと四方八方へ手を広げるように枝を伸ばして、そびえ立っていました。
しかし平成24年6月に北側の2本の大枝が折れてしまいました。現在はバランスを保つ為に支柱やワイヤーによる対策が行われています。見る方向によっては、片腕を失ってしまったような痛々しさで、自然の現象とは言え悲しい姿です。 ついつい「頑張れ!」と励ましたい思いでいっぱいになりました。残された幹や枝は、変わらず時を刻み生き続けています。 阿智村では、今後も保護をつづけ、今の状態を見守っていくそうです。 私としてもこれからを見守っていきたいと思う樹となりました。(すぎうら)
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