今回ご紹介するのは豊橋市野依町の『野依八幡社のシダレザクラ』です。
推定樹齢300年以上幹周2.8m、高さ7.5m、枝張り12m×13.8mの豊橋市指定天然記念物になっています。
一般的に、シダレザクラは山地に育ち、平地に育つのは珍しいと言われます。
背丈は奥山田のシダレザクラほど高くありませんが、主幹を支えられながらも全体に花をつけて咲き乱れる姿は負けてはいません。
正面側は薄ピンク、社側は少し白っぽく、花の色が微妙に違っていて、美しさを増しています。
このシダレザクラは、別名イトザクラとも言い、先に花が咲いて葉は後から出てくる枝垂形の桜です。
枝がしだれる原因は、枝が固まる速さと伸びる速さの違いによって起こるのだそうです。(すぎうら)
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