豊川市の砥鹿神社奥宮の社叢(しゃそう)の中で最大の『本宮山天狗の寄木』のスギをご紹介します。 社務所の北側にある御神木で、樹高30m、根回11m、樹齢1000年の愛知県指定天然記念物です。 幹には、枝の折れた痕をいくつか残しつつ、太い幹がうねり、枝が上へ上へと伸びています。 堂々とした力強さを感じます。 この社叢は、本宮山頂の南嶺に位置し、 昔から神域として保護されてきた自然林の中にあります。 杉の巨樹の他に、ツガ・モミ・イヌガヤ等の針葉樹、ヤブツバキ・アカガシ・サカキなど暖地性植物も多く、標高700mの高所に見られるのは珍しく、植物分布上貴重な存在なのだそうです。 天候が良ければ木々の間から富士山を眺められるスポットもありましたが、この日はかすんで眺めることができませんでした。 また、本宮山は、山歩き・ウォーキングなど、随所で楽しめる場所でもあります。 そんな自然を満喫しにお出かけしてみてください。
(すぎうら)
【道案内】 豊田市から国道301号で新城方面へ。岡崎からは県道473号で樫山町から県道37号に入り、本宮山スカイラインへ。今はもう通行料金が無料となっています。山頂を目指し、砥鹿神社奥宮へ。駐車場から少し歩き、大鳥居くぐると社務所横にそびえています。。
〔豊川市上長山町字本宮下4〕
├ぬくもり新聞 └マスコミ掲載記事一覧