豊川市にある『宝円寺(ほうえんじ)のシダレザクラ』をご紹介します。
樹高7.3m、目通り4.3m、推定樹齢400年の県指定天然記念物で、「東海の名木」にもなっています。
宝円寺を開山した三献有玉大和尚により手植えされたそうです。
見事な花を咲かせて人々の目を喜ばせてきたけれど、太平洋戦争中に大半が切られてしまい、だんだん衰えていったそうです。
昭和44年に村人らで老衰した親木から枝分けされました。
老木の傍で今日訪れる私たちの目を楽しませてくれている美しい姿が2代目です。
長い時間の中、人々の思いによって大切にされてきたシダレザクラに、切なさと生きるたくましさを感じました。
一重咲の花びらが開くのは3月下旬~4月上旬頃だそうです。
オススメは、近くの木のぬくもりを感じる吹き抜けのホール、炭酸風呂や木霊の湯がある日帰り温泉「本宮の湯」です。
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