2009年11月号 | 屋久島はなぜ「世界遺産」なの? | Vol.01 |
屋久島の 魅力に迫る! その1
木材を扱う者として避けて通れないのが銘木の王者『屋久杉』。世界遺産登録により全国民が知るところとなった。 お施主様の中でも興味をもつ人が多い為、ご要望により今回から連続でその魅力をお伝えしていきます。
屋久島はなぜ「世界遺産」なの?
屋久島は、1993年「ユネスコ:世界連合教育科学文化機関」において「世界遺産」に登録されました。まず、世界遺産とは、過去から引き継がれた特に貴重なものを世界人類共有の宝物とみなし、保護維持していこうとするもの。日本では現在、14の登録があり、11の文化遺産と、 屋久島 ・ 白神山地 ・ 知床の3つの自然遺産がある。 ・・・では、
「屋久島」のどの部分が評価されたのか?
海抜0mから1936mまでの標高差・気候差(亜熱帯から北海道なみの亜寒帯に近い気候区まで)による、植物の変化(植生)や、屋久杉を含む、生態系の特徴が特異であり、学術的研究価値があること。また、その自然の美しさが際立っていること。 さらに登録に際して、自然遺産としての屋久島の価値は、多くの人たちが暮らしていながら、優れた自然がそのまま残されていることが高く評価されました。
写真は 左:仏陀杉(樹齢1800年) | 右:白谷雲水峡(もののけの森) |
代表取締役 八田欣也
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