2010年06月号1ヶ月に35日雨が降る!? Vol.08
木霊(こだま)

屋久島の 魅力に迫る! その8
1ヶ月に35日雨が降る!?



屋久島は雨が異常に多い、「雨の島」
日本の年間降雨量は、
北海道・札幌・函館で   1,000mm前後。
東京・名古屋・大阪で 1,500~2,000mm

屋久島の人里で    4,000mm
屋久杉の育つ山中では 7,000~10,000mm

なんと!愛知県の5倍!!=5年分の雨が降ります。
もちろんダントツの、日本一。



なぜ、雨が多いのか?

空中のダム

屋久島の海は水温が30℃にもなることもある黒潮です。
亜熱帯の太陽に照らされて生まれる水蒸気は大気の動きとして山肌を上り、巨大な積乱雲となって山上の空に蓄えられるのです。
屋久島の空にはダムが浮いているようなものです。
これが上層の気象変化(気温が下がる)によって雨となって落ちてきます。
屋久島は太平洋と大陸の気団に挟まれて前線がとどまることが多いうえ、台風シーズンには南の海から湿った空気が大量に運びこまれます。
山々に降る大量の雨は森を育て、谷を削って滝となり、人々の暮らしをうるおして海に注ぎます。
そしてまた、太陽の恵みを得て、再び山上へと運ばれます。
屋久島ではこの「水の循環」を通した「自然の体系」が成り立っています。
そしてこの「水の循環」が、屋久島の森を育て「世界遺産の原生林」を維持させているのです。





代表取締役 八田欣也




      


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