屋久島の 魅力に迫る! その12屋久杉の番人:高田久夫
今回ご紹介するのは、屋久島で最も有名なひと・高田久夫さん。高田さんは1934年、屋久島生まれの76歳。ずっと屋久島の山で育ち17歳から山で働き始め大径木の伐採、搬出、土埋木の伐り出しなど、様々な山仕事を経験して きたかつての山仕事の現場を知る数少ない一人。戦後から今日に至るまで幾度も、新聞・雑誌・テレビに登場し、屋久島の山の様子や「屋久杉」の実態を正確に伝えてきた貴重な存在です。
今から28年前に屋久杉の立木が伐採禁止となってからは、「土埋木:(山に残された大径木の株の部分および倒木)」の出荷業務が、高田さんを頭として行われてきました。 「土埋木」を運び出す作業は、生えている木を伐り出すより格段に難しく、危険も伴うため、高田さんの豊富な経験と判断力が発揮されてきました。 この技術力への信頼感から今では林野庁は「屋久杉土埋木」の伐り出し業務を、高田さんに全面委託する形になっています。私自身、頻繁に屋久島に通うきっかけになったのもこの高田さんの存在があったから。 高田さんをテレビで観て以降、本を読む機会も得て、「是非この人から直接話を聞きたい」という想いで屋久島に通い始めました。 また、弊社の会長職にある八田源也(83歳)も屋久杉の魅力にとりつかれ、1950年代から今まで50年間以上、屋久杉丸太を仕入れるため毎年、屋久島や鹿児島へと通い続けています。
鹿児島県銘木市場にて弊社で落札した屋久杉の前に立つ屋久杉の番人:高田久夫さん(右)弊社会長:八田源也(左)
代表取締役 八田欣也
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