世界各地に巨樹が存在します。世界で一番背の高い木は、アメリカ・カリフォルニア州のレッドウッドで樹高112m(幹回13.4m)。
日本一高い木といえば、秋田県能代市二ッ井町の、天然秋田杉(キミマチ杉)で58mの高さ(幹回5.1m)とされています。
また一説では、愛知県鳳来寺山の「傘杉」も高さ60m(幹回7.7m)で日本一とも言われています。
その他、国内で背の高い巨樹を調べると、圧倒的に杉が上位を占め、まれにモミ、イチョウ、ヒノキなどが混ざってきます。
つぎに屋久杉の巨樹、とくに有名な木を並べてみると以下の通りです。
縄文杉(樹高25.3m・幹回16.4m・樹齢2000~3000年)
大王杉(樹高24.7m・幹回11.1m・樹齢3000年)
川上杉(樹高27.0m・幹回 8.9m・樹齢2000年)
紀元杉(樹高19.5m・幹回 8.1m・樹齢3000年)
大和杉(樹高34.9m・幹回10.2m・樹齢3000~4000年)
万代杉(樹高13.2m・幹回 8.6m・樹齢3000年)
弥生杉(樹高26.1m・幹回 8.1m・樹齢3000年)
共通する点はいずれも推定樹齢2000~4000年という長寿の木であること。 そして、全国の杉巨樹(樹高50~60m)と比較して、樹高20~30mとかなり低いのが特徴となっています。
これには屋久島が台風の通り道であり、高地では積雪もあることなどから、樹高30mを超える木は、度重なる強風や、雪の重みに耐えられなかったのだと推測されます。
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