2012年2月号 番外編
木霊(こだま)

屋久島の 魅力に迫る! 番外編
岡崎製材の山マニア! 新海和俊 編 2




大変好評だった新海編の第二弾!その夜一体何があったのか…。
つづきをお楽しみください。


 屋久島の山小屋には「怪しい何かが出る」と聞いていたが、食事中もお目にかからないので一安心。
夜も更けたので、部屋を真っ暗にして、うとうと・・・。


 すると、頭の上を猛スピードで走る物体を感じ、飛び起きる。しかし、その速さにその物体を見つけることも出来ず諦めて、また寝だすとゴソゴソ音が! 
はっとして起きると食べかけのお菓子の袋がそろそろと移動している!! 「ギャー!!!!」「なんで~!!」「ネズミだ~!!」と、小屋の中は男4人で大騒ぎ。

そんなことを繰り返し、熟睡できぬまま朝に。男ばかりの小屋でこんな眠れない夜を過ごすとは思ってもみなかった。





 だが、気を取り直して軽い食事を済ませ出発。昨日の下りの道を登り返す。雨は今日も止む気配も無い。
先頭を歩いているとヤクザサの隙間からなにか物体が。屋久鹿だ!それも立派な角をもった雄が登山道を塞いでいる。
無防備な私たちにはなすすべも無く、彼が立ち去るのをずっと待つ。

 三国岳の一つ永田岳に立ち寄り、縄文杉を目指す。

森林限界を越え、徐々に巨木が現れだしてきた。人も増えてきたと思ったらそこが縄文杉。
宮之浦岳の静寂とは裏腹に、ゆっくり休む場所も見当たらない程の人の多さ。登りのトレッキングの人たちの長蛇の列の合間を縫っての下りは思うようにペースを上げられない。

巨木が佇む原生林の森を下り、単調なトロッコ道を、宮之浦岳登頂と縦走を成し遂げた満足感に浸りながら延々と歩き無事、荒川登山口に到着。研修?は無事終了。



大いなる達成感に包まれ、ねを上げず達成した自分の体力にさらなる自信をつける山登りとなった。

やっぱり山登りは最高!!




岡崎製材㈱総合センター 新海和俊




      


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