2012年6月号 Vol.25
木霊(こだま)

屋久島の 魅力に迫る! その25
-- いち押しの果物 : 「たんかん」 --




 屋久島の果物といえば「ぽんかん」と「たんかん」屋久島産のものはどちらも高級な果物で、全農業生産額の6~7割を占めるほどの基幹作物になっているようです。
 島民の人はどちらも普通に「みかん」と呼んでいるのですが、食べてみると本州のいわゆる温州ミカンとは全く違います。 「ぽんかん」「たんかん」ともに味が濃厚で香り高く、美味しく甲乙つけがたいところですがどちらかといえば私は、屋久島代表=「たんかん」!!



みかん=「たんかん」

「ぽんかん」は明治時代に台湾から伝わったとされ、九州の鹿児島・熊本・大分、四国では愛媛・高知の各県でも栽培されています。独特の芳香があり、「たんかん」よりやや酸味がありさっぱり・爽やか系の味。
収穫期は12月~1月。



 一方、「たんかん」は「ぽんかん」と「ネーブルオレンジ」の自然交配で出来たとされていて、これも台湾から明治末期に伝えられ、現在、屋久島と奄美大島など沖縄の島々で栽培されています。
収穫期は「ぽんかん」より少し遅く2月~4月。
 さて、こちらも特徴のある甘く強い香りで、皮をむいた後、その移り香が半日以上も手から離れないほど。味の方もゴツゴツとした外観とは逆にまろやかで果汁たっぷり、オレンジ系の濃厚な甘みで、一度食べたら忘れられない味!
 だからいち押し!!

みかん=「たんかん」


代表取締役 八田 欣也




      


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