この輪切り、直径2150mm 厚み200mmと とにかくデカイです。屋久杉伐採禁止の時代ですから、今後、絶対に入手できないものでもあり、当社の「お宝」でもあります。
樹齢は年輪を数えたところ972年でした。ただし、写真のように周りの白太(辺材)部分は完全に腐って消失しており、残っているのは赤身(芯材)部分だけになっています。
本来有ったはずの白太部分は、直径2m以上の巨樹の枝葉まで養分補給することから、約200mm程度は付いていたものと推定されます。樹齢では150~200年が追加されます。
また、白太が完全消失していることから伐採されて後、数百年(200~300年)経った、江戸時代の「土埋木」である可能性が最も高いと考えられます。
したがって972年 + 150~200年 + 200~300年 = 1322~1472年つまり、今から1300~1500年前(西暦500年~700年頃)に種から芽が出て育ち始めたのだと考えています。
この時代を「飛鳥時代」といい、「聖徳太子」が活躍していた時期にあたります。
「冠位十二階の制定(603年)」をはじめ、「憲法17条」を604年につくり、世界最古の木造建築・法隆寺も建立しました(607年)。
日本という国が、国としての礎をつくり始めた頃にあたります。
国の歴史と共に育った屋久杉。
この「歴史的自然遺産」は、岡崎製材本社ウラの
「リビングスタイルHow’s」の店舗内に展示してあります。是非ご覧になってください。
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