2014年11月号 番外編
木霊(こだま)




屋久島の 魅力に迫る! 番外編

--  樹齢3000年の紀元杉  --



ひさえさん

『紀元杉』

 ヤクスギランドを出発したのが16時過ぎ。あいにく小雨の天候で、暗くなるのも早いだろうという不安を抱えながら、車を走らせました。
舗装されてはいますが山道は細く、急カーブもたくさんあり、ナビに誘導されながら慎重に運転すること20分。
到着はしたものの、雨が降ったり止んだり、森の奥深くのこのあたりは、もう薄暗くなっていました。
 『道路沿いにあるので、登山せずに気軽に見ることが、出来る屋久杉』として、屋久杉自然館で紹介されていたとおりに、車道からも見ることができました。
あれっ?!先端の主幹は折れた状態、どこかの枯れ樹のように存在感が薄く、期待外れな感じを漂わせていましたが、階段を降り進むとこの樹の素晴らしさが実感できました。


紀元杉 紀元杉 紀元杉

 自然館でツツジやシャクナゲ、ヒノキ、スギ、ナナカマドなどの着生樹(普通の木が自分の力で光合成を行い、木の上で育っていること)がこの紀元杉には特に多く、10種類以上も着生していることを紹介されて、とても楽しみにしてここまでやってきました。
しかし、すでに暗くなりはじめ、共存する姿をゆっくり鑑賞する時間がなく、日暮れの帰り道を急ぐこととしました。
とても心残りでしたので、また紀元杉にも会いに来よう!!と思います。

『屋久島自然館にある紀元杉の枝』

岡崎製材 (株) 総務 杉浦 久枝




      


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